植毛を受けようと思ってクリニックを探し始めると、症例写真や料金ばかりに目がいってしまいがちです。
もちろん、仕上がりや費用は重要です。
ただ、実際にカウンセリングを受けると、「何を聞けばいいのか分からない」ということもあると思います。
私自身も植毛について調べていく中で、事前に確認しておきたいことがいくつもありました。
植毛は一度受ければ終わりという施術ではありません。移植する毛の本数やデザインだけでなく、今後の薄毛の進行やドナーの状態まで考えて決める必要があります。
クリニックによっては、カウンセリングの時間制限を設けていることもあります。
限られた時間のなかで効率よくカウンセリングを行うために、今回は植毛のカウンセリングで確認しておきたい質問をまとめました。
これから植毛を検討している方は、カウンセリング前に一度チェックしてみてください。
質問1.自分の場合、何株くらい必要ですか?
まず聞いておきたいのが、必要な株数です。
「生え際を下げたい」「M字を埋めたい」「頭頂部を濃くしたい」など、目的によって必要な株数は変わります。
そのため、単純に「○○株のプランがおすすめです」と言われるだけではなく、
- なぜその株数が必要なのか
- どの範囲に植えるのか
- 1平方センチメートルあたり何株程度を想定しているのか
まで確認しておくと分かりやすいです。
特に生え際の植毛では、単純に本数を増やせば自然になるというものではありません。
質問2.どこからドナーを採取しますか?
植毛では、後頭部や側頭部などから自分の毛を採取します。
ここで確認したいのが、具体的にどの範囲をドナーとして使うのかです。
「後頭部から採ります」という説明だけではなく、可能であれば実際の頭皮を見ながら、
「このあたりから採取する予定です」
と説明してもらうとイメージしやすくなります。
また、うなじなど一見すると採取できそうな場所でも、AGAの影響や毛の細さなどからドナーに適さない場合があります。
将来的なことも含めて、どの範囲をドナーとして考えているのか確認しておきたいところです。
質問3.将来的に薄毛が進行した場合はどうなりますか?
これはかなり重要な質問です。
植毛では、現在気になっている部分だけを見て計画すると、将来的に別の場所の薄毛が進行したときに困る可能性があります。
例えば生え際に多くの株を使った結果、将来的に頭頂部などが薄くなったときに、ドナーが十分に残っていないということも考えられます。
そのため、
「今後AGAが進行する可能性を考えると、今回の植毛はどのような計画になりますか?」
と聞いておくことをおすすめします。
質問4.生え際のデザインはどのように決めますか?
生え際の植毛をする場合、株数と同じくらい重要なのがデザインです。
同じ本数を植えても、生え際の位置や形によって顔の印象はかなり変わります。
特に、
- どの位置まで下げるのか
- M字をどこまで埋めるのか
- 左右のバランスをどうするのか
- 生え際を直線的にするのか
- 自然な凹凸を残すのか
などは事前に確認しておきたいところです。
できれば、手術前に実際の頭にデザインを書いてもらい、鏡で確認しておくと安心です。
質問5.誰が実際に手術を担当しますか?
海外で植毛を受ける場合は、特に確認しておきたい質問です。
「医師が担当します」と説明されても、実際には工程によって担当者が違うことがあります。
そのため、
「採取、ホール作成、植え込みは、それぞれ誰が担当しますか?」
と聞いてみるといいでしょう。
また、医師がどの工程に関わるのかも確認しておくと安心です。
質問6.刈り上げFUEとノンシェーブFUE、どちらが自分に向いていますか?
FUEには、後頭部を刈り上げて採取する方法だけでなく、髪をできるだけ残した状態で採取するノンシェーブFUEなどもあります。
「刈り上げたくないからノンシェーブ」という選び方もできますが、単純に見た目だけで決めるのではなく、自分の毛質や頭皮の動きやすさ、必要な株数などを踏まえて判断したほうがいいでしょう。
例えば、
「自分の場合はどちらが向いていますか?」
「それぞれのメリットとデメリットは何ですか?」
と聞いておくと比較しやすくなります。
質問7.毛根切断率について教えてもらえますか?
FUEでは、株を採取する際に毛根を傷つけてしまう「毛根切断」が起こることがあります。
そのため、
「毛根切断率はどのくらいを想定していますか?」
という質問もしておきたいところです。
ただし、数字だけを見て判断するのも難しい部分があります。
部分的な損傷なのか、完全に切断されているのかによっても意味が変わるため、数字の説明を受けた場合は「その数字をどのように考えればいいのか」まで確認すると分かりやすいです。
質問8.植えた毛はどのくらい生えますか?
植毛では「植えた株がすべて同じように生える」と考えてしまいがちですが、実際には個人差があります。
そのため、
「一般的にはどの程度の発毛を期待できますか?」
「自分の場合に注意する点はありますか?」
など、期待できる結果について具体的に聞いておくことをおすすめします。
ここで大切なのは、良い結果だけではなく、考えられるリスクや限界についても説明してもらうことです。
質問9.術後はどのような経過になりますか?
手術そのものだけでなく、術後の経過も確認しておきましょう。
例えば、
- いつからシャンプーできるのか
- かさぶたはどのくらいで取れるのか
- 赤みはどの程度続くのか
- 仕事にはいつ頃復帰できるのか
- 運動はいつからできるのか
- 帽子をかぶってもいいのか
などです。
特に海外植毛の場合は、帰国後にクリニックへすぐ行けないこともあります。
帰国後のケアについても、事前に確認しておくと安心です。
質問10.薬は今後も続けたほうがいいですか?
植毛した部分とは別に、既存の毛がAGAの影響を受ける可能性があります。
そのため、現在AGA治療薬を使用している場合は、
「今飲んでいる薬は続けたほうがいいですか?」
「植毛後のAGA治療はどう考えればいいですか?」
と確認しておきましょう。
AGA薬を服用していない場合でも、持病等で日常的に服用している薬があれば医師に確認しておきましょう。
また、サプリメントについても事前に確認しておくと安心かと思います。
薬を使用していない場合でも、自分の状態ではどのような治療を勧めるのか聞いておくと、今後の薄毛対策を考える材料になります。
質問11.費用には何が含まれていますか?
料金についても、総額だけではなく内訳を確認しておきたいところです。
例えば、
- 手術費用
- 麻酔費用
- 薬代
- 術後の診察
- 洗髪などのアフターケア
- 通訳費用
- その他の追加料金
などです。
海外の場合は、現地で追加費用が発生する可能性についても確認しておくと安心です。
質問12.万が一、術後に問題が起きた場合はどうなりますか?
ここも忘れたくない質問です。
特に海外で手術を受ける場合、帰国後に何か気になる症状が出たときの連絡方法を確認しておきましょう。
「帰国後もLINEなどで相談できますか?」
「何か問題があった場合、どのように対応してもらえますか?」
など、具体的に聞いておくと安心です。
カウンセリングでは「良いこと」だけでなくデメリットも聞いておく
カウンセリングでは、どうしても症例写真や仕上がりの良い話に意識が向きます。
もちろん、それも大切です。
ただ、植毛を受けるのであれば、
「自分の場合のデメリットは何ですか?」
と聞いてみることをおすすめします。
例えば、
「このデザインにした場合、将来的に困る可能性はありますか?」
「自分のドナーの状態で注意することはありますか?」
「この方法を選ばないほうがいい理由はありますか?」
などです。
良い面だけではなく、デメリットまできちんと説明してくれるかどうかは、クリニックを比較する際の一つの判断材料になります。
メモリスト📝
実際にカウンセリングが始まると、緊張して聞きたかったことを忘れてしまうことがあります。
特に海外でのカウンセリングでは、通訳を介して話すこともあるため、事前に質問をまとめておくとスムーズです。
最低限、次の項目はメモしておくといいでしょう。
- 必要な株数
- 植毛する範囲
- 生え際のデザイン
- ドナーとして使用する範囲
- 将来的なAGAの進行
- 担当する医師・スタッフ
- 刈り上げ・ノンシェーブの違い
- 毛根切断について
- 術後の経過
- AGA治療薬について
- 総額と追加費用
- 帰国後のアフターケア
まとめ|納得して植毛を受けるために、カウンセリングを有効に使う
植毛のカウンセリングは、単に「何株植えるか」「いくらかかるか」を確認するだけの場ではありません。
自分の頭皮や毛髪の状態を確認してもらい、将来的な薄毛の進行まで含めて、どのような植毛計画になるのかを聞く機会でもあります。
特に確認しておきたいのは、
「なぜその方法・株数・デザインになるのか」
という部分です。
デザインについては、皆さんの理想とするかたちがあるはずです。
説明を聞いて分からないところがあれば、その場で遠慮せず質問していいと思います。
植毛は決して安い施術ではありませんし、一度移植した毛を簡単に元へ戻すこともできません。
だからこそ、カウンセリングでは「おすすめされたからそのまま決める」のではなく、自分自身が納得できるまで確認してから判断することが大切です。
これから植毛を受ける方は、この記事の質問をスマートフォンなどにメモして、カウンセリング当日に一つずつ確認してみてください。